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さて、私こと伊藤綾乃は、弁護士登録後10年を経過したことと、自身の子育てを契機に、
平成30年3月より、多摩市永山地域にご縁を頂き、伊藤法律事務所を開設させて頂く運びとなりました。

平成19年9月に弁護士登録をして以来、親族問題や相続問題等の家事事件、賃料債権回収や明渡などの不動産関連事件、職場の人間関係トラブルから発生した労働事件、刑事事件等、幅広い経験を積んで参りました。
実家からは丹沢の山並みが見え、小学校の窓からは富士山を眺めて育ちましたので、裁判所に行くために多摩モノレールに乗って、広い空のもと、久々に美しい富士山を見たとき、ふと、自分らしく働ける場所に戻りたいと思い、開業を決意いたしました。

法律家を目指したのは、「家栽の人」という、緑を眺めながら、実は事件にかかわる人のことを深く考えている裁判官への憧れがきっかけでしたので、緑あふれる多摩市永山地域にご縁を頂いたことは、望外の喜びです。
夜の打ち合わせでは、保育園帰りの子供が事務所にいてご迷惑をおかけすることもありますが、ご相談者様にあやしていただくなど、私自身が、地域の心優しい皆様に支えられていることを実感しておりますので、私自身も地域の皆様の支えになれるよう、日々努めて参ります。

人生で、ふと何かのトラブルに見舞われたとき、納得のいく解決方法を見つけ、自分らしさを取り戻したいと、誰しも願うことと思います。
地域の皆様が、そのような状況におかれたときに、「家栽の人」のように、ご依頼者のことを深く考えながら、法律を道具にご依頼者に伴走できる弁護士であり続けたい、それが、母であり、また、弁護士である私の願いです。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。